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はじめに

最近の補聴器はコンピュータが内蔵されていて、日進月歩で進化しています。またその種類や性能、価格帯も千差万別で、補聴器をお求めになりたいと思っても何を購入すればよいか迷ってしまうことになります。ナルホ堂には補聴器のエキスパートといえる認定補聴器技能者が常駐していますのでいろいろとご相談いただけます。以下に補聴器に関する内容を簡単にまとめました。個人差などもありますので、そのことを考慮に入れた上で、参考になさって下さると幸いです。なお、耳自体に関することはかかりつけの耳鼻科の先生にご相談ください。

ナルホ堂では補聴器のご相談、試聴・貸し出しをさせて頂いておりますが、しっかりと聴力測定から補聴器の選定、補聴器の扱い方説明・練習まで行うには1時間程度はかかりますので時間に余裕を持ってお越しください。

なお事前にご連絡して頂けると店の込み具合などもご連絡できますし、ご予約して頂ければスムーズにお待たせすることなくご相談して頂けます。

 


補聴器の種類

大きく分けて、耳穴型、耳かけ型、ポケット型、メガネ型の四種類。最近は外マイクの耳穴型の出荷台数も伸びています。

耳穴型は目立ちにくい、メガネの邪魔になりにくい 耳かけ型は種類も多く調整範囲が大きい ポケット型は一番大きい音が出せ、扱いも簡単  などの特徴があります。

補聴器の種類のページに詳しく説明してありますので、そちらもあわせてご覧ください

 


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補聴器の価格・値段

最近はほとんどの補聴器がデジタル式です。大体片耳で5万円位から、最高で4・50万円までと幅広くあります。

価格の違いは、チャンネル数の違い(より細かな調整ができるかどうか)、雑音抑制機能や指向性(向いている方向の声が良く聞こえる)といった様々な機能が多くついているのが高いものになり、それによりさまざまなニーズへの対応が可能になります。

ただ、きちんと耳の聞こえに合わせなければ、いくら高価なものを使用しても効果が最大限に発揮できませんので、信頼の置ける認定補聴器専門店での購入をお勧めします。

 


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どこで補聴器を買えばよいの

補聴器はお一人お一人の聞こえに合わせて使わないと、かえって耳を悪くしたり、雑音ばかり大きく全く役に立たない可能性もあります。補聴器を耳にあわせる調整作業は、聞こえのエキスパートである認定補聴器技能者によることが安心でき、購入するには認定補聴器技能者が常駐し設備も充実した認定補聴器専門店が最良といえます。これに対し通信販売では調整作業は全くできないので、安いからといって通販で購入されることは、私どもはお勧めしておりません。また後述しますが、一回の調整で万全ともいえないので、こまめに訪問できる近くのお店を探していかれることをお勧めします。

 


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補聴器を使い始めるタイミングは?

これは専門家の間でも意見が分かれるところなのですが、よく言われるのが「日常会話などで不便を感じたら耳鼻科の先生か、きちんと勉強している認定補聴器技能者に相談して頂くと良いと」言われます。また、聞き返しが多くなったり、家族に「テレビの音が大きい」と言われるなどすると、補聴器の装用を考えても良いかもしれません。

言葉は脳で理解する部分がかなりあり、聞こえない状態が長く続いた場合などにいくら補聴器で音を大きくしても「音は大きくなったけど言葉が理解できない、判断できない」ということもあります。耳が聞こえにくくなったまま放置されていると脳の聞き取りや理解能力が低下してしまうので、そうなってからではいくら音を大きくしても元のような聞こえには戻りにくくなってしまうとも言われています。このようなことは適時補聴器で音をしっかり聞こえるようにすることである程度は防ぐことができると考えられています。いずれにせよ聞こえが悪くなったことに気がついたら、そのまま放置せずにきちんとした専門家に相談することをお勧めします。

 


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補聴器を使用すると聴力が低下しませんか?

補聴器を聴力に合わせた調整を正しく行って正しく使えばそのようなことは基本的にはありません。また、大きすぎる音は耳の聴覚細胞に障害を与えてしまう可能性がありますが正しく調整をすることで強大音が耳に入るのを防ぐことができます。一方で、通信販売等で紹介されている安価な集音器ではそのような機能がなかったり、そもそも通販では調整を適切にすることが不可能なので、そのようなところで購入された場合は問題が生じる可能性があります

 


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両耳で使用したほうが良いですか?

基本的には片耳だけ悪い場合は片方に、両耳悪い場合は両耳につけるほうが良いでしょう。両耳とも悪いが片耳だけにつけたい場合は、聴力の程度や聞き取り検査の結果などで装用する耳を決めます。とはいえ両耳共に悪い場合は、左右の耳に同時につける「両耳装用」で、片耳装用よりは音量を小さくでき、「音の方向感覚」「騒音の中での聞き取り」「音の自然さ」がより良くなる場合が多いといわれています。また、両耳悪い方で、片方だけに装用していると、反対側の耳の聴力が低下してしまうという報告もあります。

 


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補聴器の調整とは一体何をするのですか

一人ひとりの聞こえの状態に合わせて補聴器の音質や出力などの機能を調整し、もっとも快適に聞きやすくなる補聴器に仕上げていく作業をします。極力雑音を少なくして会話をしやすくするようにしますが、雑音が全くないことも問題があります。例えば外を歩いていて車が近づいてくる音が聞こえなかったら事故にあってしまう可能性が大きくなります。最近の補聴器は様々なシーンに応じた音を2〜3種類プログラムできるものや、シーンに応じて自動的に雑音をカットしたりするものなど、調整をうまく行うことで快適な装用が可能になっています。他にも、テレビや携帯電話の音を直接補聴器に飛ばしたりと、特殊な機能もついたものが出ていますのでそのような機能の調整もします。

 


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補聴器は雑音が多いと聞きますが

補聴器から聞こえる会話以外の雑音は実は周囲の騒音です。人の耳(脳)は騒音の中でも会話だけを聞きやすくする能力があります。例えばレコーダーで会話を録音すると、周囲の雑音もかなり入っているのに気づかれると思います。最新の補聴器ではこの人の耳のように余計な雑音を雑音抑制機能や指向性機能で少なくすることができます。しかし雑音を完全に取り除くことは今の技術では不可能であり、前項でも触れましたように完全になくすことには問題もあります。とはいうものの、補聴器を使い続けることにより耳(脳)の機能も改善され雑音が気になりにくくなる場合も多いです。 また、初めて使う場合は、お店では気づかなかったけど自宅では気になる雑音に気づかれることもありますが、たいていは再調整でかなり改善できます。

 


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補聴器の購入補助制度はありますか

聴力がかなり悪い場合は身体障害者法による補助が可能な場合があります。ナルホ堂は池田、川西、伊丹、宝塚、能勢、箕面、豊中など周辺地域の福祉での取り扱いが可能です。お住まいの地域市役所の福祉課でご相談ください。

 


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補聴器を使用するときの注意点はありますか?

補聴器は精確に調整したからといって、直ちに快適に使えるものではありません。ある程度の慣れが必要ですし、さらにはご本人の使う意欲が必要です。また今まで聞こえていない音が聞こえるようになることは脳に対してかなりの負担になります。ですからナルホ堂では最初から一日中装用するのではなく、徐々に装用時間を増やしていくことをお勧めしています。また大きすぎる音も負担が大きいので、最初は少しマシになったかな位の音量をお勧めします。こまめに来店して頂いて再調整しながら慣らしていくのが理想です。

 


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